KURSレポート
KURSや仲間の活動情報をタイムリーに。
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2018.12.07
2018年11月23日、大阪市中央区のエル・おおさか南館南ホールに於いて、KURS(近畿生コン関連協議会)主催、一般社団法人西日本建設関連オーナー会協賛の第1回〈安全対策講習会〉が開催されました。
この講習会は、KURSおよび労供連に加盟する、すべての労働者の皆さんを対象にして、安全運行を遂行するめに、意識や知識のレベルアップをしていただく目的で開催された。今後、年4回開催する予定だ。
当日は200名を超える受講者が参加、用意した席が足りないほどの盛況だった。
開催に先立って、KURS議長の岡本 幹郎氏は、生コン業界における労働組合のこれまでの経緯を述べた後、「(前略)連帯排除のなか、いま業界の軸がひとつになっていますけど、今まさに我々の労働運動の真価が問われています。ここに居られる4労組、さらに労供連の関係の仲間が8団体あるわけですけど、力をあわせて、激動の情勢のなかで、ひとつひとつやれることを、身近なことから対応を図っていこうと確認し合っております。
(中略)KURSも来月には総会を予定しておりますが、過去・現在・未来を見据えて、新たな運動構築を、関係4労組、加えて関係8団体との協調を深めて、あたりまえの労働組合、働く人のニーズに応える労働組合として頑張っていこうとしています。
今日は講師の方々にもご苦労いただいて、身近なテーマについて、2時間にわたって勉強をしていただくということにしています。
今後、こういう勉強の機会を、年4回はつくろうと考えておりますので、よろしくお願いいたします。(後略)」と、締めくくった。
講習1は、大阪広域生コンクリート協同組合技術部長の大藤 肇氏による『生コンクリートの品質等の基礎知識』だ。
内容は、コンクリートの材料から配合、製造などの専門的な知識について、ポイントを示しながら解説。さらには出荷・運搬、品質管理といった、ミキサー車ドライバーに直接関わる内容までをレクチャーしていただいた。
講習2は、元近畿生コン輸送協同組合 事務局長 大西 孝氏の『プラントからの安全運行及び荷積みから荷卸しまでの安全対策』だ。
講習内容は、まず基本理念の確認、そして1日の仕事の流れから各工程における遵守事項について解説。あわせて安全運転、安全作業の心得、点検整備、事故発生時の現場措置などまで、より身近な内容についてレクチャー。特にアルコールに関する意識や交通KYT(危険予知トレーニング)について詳しく学んだ。
最後は、KURS安全対策講習会 実行委員長の寺岡 正幸氏による「我々労働組合も頑張りますが、労働者の要求実現に向けて、技術やマナーの向上で付加価値を!」との挨拶で閉会。参加者へのエールを贈るかたちで、今後の講習への期待へつなげた。