2019.01.01

新年ごあいさつ　【岡本幹郎】

謹んで新年のごあいさつを申し上げます。

輝かしき新年を迎え、読者の皆様におかれましてはいよいよご清栄のこととお慶び申し上げます。

昨年は、内外ともメディアの格好の材料ばかりで話題の多い年でした。私共が働くセメント・生コン輸送業界も、長年続いてきた連帯労組による常軌を逸した取組みに対し、懸念しながらも共闘して参りましたが、一昨年末のバラセメント輸送協との交渉から五労組共闘に問題が生じ、結果、連帯労組のゼネストと称する行動を機に組織間の対立が決定的なものとなりました。組織の理念・運動路線を留保し、業界安定を通じ、働く者の雇用安定と労働条件の向上へ向けて一緒に取り組みを進めてきた者として、ブレーキ役を果たせなかったことの責任を痛感してやみません。しかしながら、業界の安定化を通じ正常な労使関係の確立を目指すとした方針のもと、労働組合としての原点を再確認しあい、近畿生コン関連協議会を発足し、議長として業界再構築の責務を果たそうと決意した次第であります。その後昨年一年間で、労使が協力して様々な成果を上げてきたことは、本誌を通じて周知の通りであります。

新しい年号を迎える本年は更なる決意で、KURSの四労組と労供連九団体が、この先評価支持される運動、活動の取り組みに英知を結集し頑張ってまいります。

本誌が、業界とそれに携わる皆様にとって更なる躍進の一助となっていくことを祈念し、甚だ簡単ではありますが新年のご挨拶とさせて頂きます。