KURSレポート
KURSや仲間の活動情報をタイムリーに。
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2019.01.01
連帯との決別から業界再編、数々の新しい活動と駆け抜けた1年が総括されました。
テーマは「より良い生コン業界をめざして。」第1部の総会は熱く、しかし粛々と行われました。
2017年12月、連帯労組との決別を機に、セメント生コン関連4労組(建交労関西支部、連合・生コン産労、UAゼンセン、関西レディーミクスト労働組合)と、労供連9団体が団結、近畿生コン関連協議会(KURS)としての活動をスタートさせると共に、西日本建設関連オーナー会との集団的労使関係を締結することで、理想的な労使関係を構築することによって、さまざまな活動を行ってきた。
そして2018年12月8日、この1年を振り返り総括すべく「第1回KURS総会」が開催された。当日は連合・生コン産労副書記長の木村敦豪氏により粛々と議事進行がなされ、まずKURS議長岡本幹郎氏が挨拶を行った。
「関係労組が寄り合ってちょうど1年で、4労組、さらに労供連の仲間9団体と一緒になって業界の正常化に向けての取り組みに邁進いただいています。毎日のご苦労に対し、まずは御礼を申し上げたいと思います。
世の中一変しています。(中略)労働組合の運動はどうでしょう?関西では私どもで、長年にわたって共闘関係を維持し、働く人の環境を良くするために業界を安定させようと、協調的に取り組んできました。しかし3年前から武委員長が、言うことを聞かない、我が道を行くというスタンスになった。
そんな中、我々KURSは、当たり前の労働組合の運動を構築して推進をしてきた。また連帯の仲間だって働きたい、働く環境を当たり前にアピールしていくことが大事だと思います。
本総会では、正常な議論と前進的な提起をお願い致しまして簡単ではございますが本大会へのご挨拶とさせていただきます。本日はどうもご苦労様です」。
続いて同事務局長 岡元貞道氏によって、前段の概要説明と、今回の議案説明が行われた。議案の骨子は次の通りだ。
議案説明後は、連帯労組についてふれ「8月28日には、連帯労組武委員長の逮捕以降、家宅捜査などが行われ、30名を超える幹部が逮捕される事態になっている。『天網恢恢 疎にして濡らさず』。
これは、悪いことをすれば必ず報いがある。天は大きな網をはって、そこから逃れることはできない、という意味の中国のことわざで、先日の逮捕劇は、まさにその通りになった。(中略)私たちKURSは、過去から続いていた集団的労使関係を検証し、現在と未来を見通し、セメント生コン産業のみならず、建設産業に携わる全ての労働者、業者団体と一致点での共闘を発展させ、労働者の生活・雇用、権利の向上、中小企業の利益を守るために奮闘していこう(後略)」と、今後の業界発展に向けての提案があり、この1年を総括した。
議案については満場一致により確認され、最後にKURS副議長の本多裕重氏から閉会の挨拶があり、第1回総会が締めくくられた。
総会終了後は、大阪広域生コンクリート協同組合理事長の木村貴洋氏や、労供連の仲間も駆け付け懇親会が行われた。参加者は大いに親交を深め、新たな年度に向けての抱負を語り、結束を確かめ合った。
皆さんが非常に大きな方向転換をして1年になります。
我々広域協組も非常に元気に現況を回復しました。本日は、KURS第1回総会ということで、今後も協調路線をとって大きく羽ばたいて行くということですので、よろしくお願いいたします。
今後、大阪もIR、万博と大きく経済が活性化すると思いますので、健康に気を付けて頑張りましょう。
本日は、第1回総会おめでとうございます。
KURS の第1回総会のご開催、誠におめでとうございます。
平素は、西日本建設関連オーナー会に対し、ご支援ご協力を賜り誠にありがとうございます。
皆様は、いちはやく労組連合会より離脱され、早1年となりますが、連帯労組の一連の行動が労組間の共闘ルールから逸脱、コンプライアンスにも抵触している結果となりました。
我々も今年の4月に法人格を取得し、一般社団法人西日本建設関連オーナー会として新たに出発。生コンクリート製造会社が中心の当会ですが、労働協約ガイドラインを策定するなど、皆様とは労使協調の関係を進め、健全な業界構築を目指したいと思いますので、今後ともご協力を賜りますようお願い申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。