偽装労組 ザ・ムービー
動画で観る独占連載「偽装労組」
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2024.04.26
連帯ユニオン関生支部は、労働組合運動史上、前例のない大規模な組織的犯罪集団だ。
ここでは、それら犯罪行為の手口を紹介する。
まずは「和歌山方式」と呼ばれる上納金だ。
和歌山県では、数十年前から県内の協同組合をまとめて、連帯ユニオン関生支部と関係のある連合会を発足していた。
この連合に所属しない会社に対し、連合に加わるよう圧力をかけることを関生支部に依頼。
その見返りに、関生支部には出荷量に応じて上納金が支払われる仕組みが出来上がっていた。
これら連帯ユニオン関生支部と関係のある組合に所属しない会社を、彼らは「アウト業者」と呼び、さまざまな嫌がらせに転じることになる。
次に恐喝行為だ。彼らは関生支部の息がかからない生コン業者が納入を行う建設会社に赴き、依頼を受けた組合と契約を結ぶよう脅迫行為に及ぶ。
代表的な例は(株)フジタや日本建設(株)に押しかけ、「契約を断れば大変なことになりますよ」などと脅迫や嫌がらせ行為に及んだ。
次に、コンプライアンス活動と称する嫌がらせを紹介する。
意に沿わないターゲット企業の工事現場に複数人で押しかけ、コンプライアンス活動と称して業務を妨害し、「道路が汚れている」などと因縁をつけたり、誹謗中傷するビラを配ったりする行為を常套手段としてきた。
次に紹介するのはストライキと称した出荷妨害行為だ。
意に沿わない生コン会社に大挙して押しかけ、ストライキと称して公道上のミキサー車やバラセメント輸送車の前方に立ちふさがったり、生コン会社の出入り口を立ちふさいだりして出荷を妨害した。
これらは労働組合に認められたストライキとはほど遠い、れっきとした威力業務妨害である。
現在、これらの犯罪行為のほとんどが摘発され、逮捕者は延べ97人にも達している。